歯科の搬送業務をロボットで自動化:博多たかの歯科・矯正歯科様のカチャカ導入事例
カチャカは歯医者様で多数利用されています。この記事では、博多たかの歯科・矯正歯科様(福岡県福岡市)での活用の様子を、院長の高野 嘉一郎先生に伺いました。
博多たかの歯科・矯正歯科様のご紹介
当医院は、集中治療、インプラント、床矯正を中心に治療を行っております。患者さんのサポーターになることを基本理念とし、治療を行ってきました。治療終了で終わることなく、その後のケアに力を入れております。小学校や保育園の歯科検診なども担当しており、お子さんの患者さんも多くいらっしゃいます。
導入のきっかけは人手不足解消
機器・器材の搬送を自動化し、人手不足を解消するためにカチャカを導入しました。人手不足や採用難は業界問わず課題になっていることを踏まえ、当院では将来を見据え、業務の自動化を進めています。その一環として、お会計時の自動精算機やロボット清掃機などを導入しています。
はじめてカチャカを知ったのは、たまたま訪れていた六本松蔦屋書店のポップアップストアでした(※現在は終了)。直感的に治療器具の運搬に使えそうと思い、販売員さんに詳しく話を聞きました。ちょうど「ガイアの夜明け」が放映されたタイミングで、介護施設でスタッフさんの業務をサポートしている様子が取り上げられていたのも観て、導入を決めました。
カチャカのご活用方法を教えてください
歯の根管治療用の機器や材料を載せて、各治療ブースに搬送してもらっています。
パーテーションで区切られた各治療ブースに、カチャカが器具を届ける
歯の治療にはいろいろな器具が必要です。 治療内容によって使う機器や器材が異なるので、その都度必要なものを歯科衛生士や歯科助手に取りに行ってもらうか、一度患者さんのもとを離れて、ドクターが取りに行く必要がありました。 カチャカが来てからはiPadをタップするだけで運んでもらえて、とてもスムーズです。
カチャカが到着するまでの時間は、治療の準備や患者さんとのコミュニケーションにあてています。 席を立つ必要がなくなったので、 患者様に治療の内容をこれまで以上に丁寧に説明でき、患者様の不安解消にもつながっていると感じています。 スタッフの移動が少なくなったことで、 治療時間の短縮にもつながっています。
全部で6席ある治療ユニットを登録している。フロアの中央に充電ドックを設置し、どの場所にも搬送しやすくした。
カチャカシェルフは シンプルな形状で、プラスチックケースを入れたり、ある程度高さのある治療器具も収納できたりするので、重宝しています。 過去、配膳ロボットを導入している歯医者さんの話も聞いたことがあり、当院でも配膳ロボット導入を検討したのですが、棚の形状からカルテファイルの運搬以外には使いにくいと考え、導入を見送っていました。
便利に使えることが見えてきたので、他の治療器具も同様に運んでもらおうと思っており、カチャカベースに無印良品の引き出し型のポリプロピレンケースを載せるつもりです。 普段使っている引き出しに形状が近いので、ストレスなく使えそうです。 稼働回数もさらに増えると思います。
クリニックで利用している収納ケース
スタッフさん、患者さんからの反応はいかがでしょうか?
スタッフはカチャカをかわいがっていて、特にメッセージ機能(※)が好評です。 スタッフに対しては「いつもお疲れさま」「たかの歯科で働いてくれてありがとう」といったメッセージを入れていて、 カチャカが喋ると和やかなムードになります。 今は主にドクターが使っているのですが、歯科衛生士からも、操作方法を詳しく知りたいという声があがっています。
最近では患者様のもとに到着したときにも、ひとこと話してもらうよう設定しました。 「またお待ちしています」など、治療ブースごとに違うメッセージを登録しています。 博多弁でしゃべってもらえると、より愛着が湧きそうですね。
※メッセージ機能とは?
届け先でカチャカが音声で発する言葉を自由に設定できる機能。アプリで文字を入力することで簡単に設定可能。
最後に、これからカチャカに期待することを教えてください。
当院は子どもの患者様も多いので、カチャカと会話ができる機能があれば嬉しいです。 最先端の技術に触れる楽しみを味わってもらえますし、教育にも良いのではないかと思います。
企業・団体等でのカチャカの導入に興味をお持ちの方は、以下のサイトよりお気軽にお問い合わせください。