飲食店での配膳ロボット:b8taカフェ様のカチャカ導入事例
カチャカは飲食店における配膳ロボットとしても活躍しています。 この記事では、体験型ストア b8ta(ベータ)内にある「b8taカフェ」でカチャカをどのように役立てていただいているか聞きました。
b8taカフェ様のご紹介
b8ta Tokyo - Shibuya の店内にあるカフェ。プロのバリスタがつくる各種ドリンクを提供しています。店内で取り扱っている一部の飲食物の試飲・試食も可能です。
カチャカを導入したきっかけを教えてください
元々、b8taカフェのある b8ta Tokyo - Shibuya では、カチャカを商品としてご出品いただいていました。 家具を載せて店内を動き回るカチャカは、お客様からの注目度が非常に高い商品でした。 このカチャカをb8taカフェでの配膳に利用すれば、カフェとしてもサプライズを提供でき、カフェの運営効率化にもつながると思ったことが、導入したきっかけです。
カチャカの導入時期はいつ頃でしょうか?
2023年8月末頃に導入しました。
カチャカのご活用方法を教えてください
バリスタが淹れたドリンクをカチャカで、お客様の席まで運搬させています。 具体的には、以下のような流れでカチャカを利用しています。
- バリスタがドリンクをカチャカに載せ、スマホアプリでお客様のいるテーブルを指定。
- カチャカがお客様のところに行き、「 スマートファニチャーのカチャカです。ドリンクをお持ちしました。ゆっくりお楽しみください 」と発話(カチャカのメッセージ機能を活用)
- ドリンクを受け取ったのち、お客様には「 ねえカチャカ、片付けて 」とお願いしていただく(カチャカシェルフに設置したPOPにてご案内)
カチャカ導入後の効果を教えてください
実感する効果としては「バリスタの負担軽減」「ドリンクの提供スピード向上」「お客様が喜ぶ + 接客機会が創出できること」です。
1人でカウンターに立つときの強い味方
まず「バリスタの負担軽減」と「ドリンクの提供スピード向上」についてお話しします。 元々、b8taカフェではバリスタが1人で店番をしており、ドリンクづくり・ドリンク提供・テーブルの片付けをしています。
バリスタのいるカウンターからお客様のもとへドリンクを提供するには、往復60歩程度の移動が必要で、所要時間としては30秒から1分程度かかります。 カチャカがドリンク提供してくれることによって、この移動がなくなるとともに、時間も短縮されました。 60歩の移動ですが、1人でカウンターに立っているので、それがなくなるだけで負担が直接減ります。 その分、別のお客様へのドリンクづくりや提供のスピードも上がりました。 ピークタイムでは特に助かっています。
配膳と音声認識で、驚きを2度届ける
次に「お客様が喜ぶ + 接客機会が創出できること」についてですが、カチャカは通常の配膳ロボットとは異なり音声認識ができるので、b8taカフェではお客様に「ねえカチャカ、片付けて」と声をかけていただく体験をしてもらっています。 ロボットが運び、さらに音声認識も体験いただくと、多くのお客様は驚くとともに大変喜んでくださいます。
喜んでいただいているお客様を見ると、スタッフのモチベーションも上がりますし、カチャカをきっかけとして接客にもつなげることができています。
カチャカをきっかけに店舗全体を見てもらえるように
特に、b8ta Tokyo - Shibuya にはカフェ利用を目的としたお客様もお越しになり、そうしたお客様の中にはb8ta のことを知らず、ドリンクを飲んだらそのまま帰ってしまう方もいらっしゃいました。 こうしたお客様にカフェでカチャカを体験いただくと、それをきっかけとしてカチャカや店舗の紹介にも繋げることができ、店舗全体としてお客様の滞在時間が増えたことを実感しています。
このようにドリンク提供だけでなく、お客様との接点をつくってくれるカチャカは、 単なるロボットではなく仕事仲間 だと思っています。
昨今の人手不足・人件費高騰などを考えると、他の配膳ロボットよりもコストパフォーマンスに優れたカチャカは、他の飲食店でも確実に使えると思います。
企業・団体等でのカチャカの導入に興味をお持ちの方は、以下のサイトよりお気軽にお問い合わせください。