医薬品の搬送をロボットで自動化:ひのき薬局様のカチャカ導入事例
カチャカは医療機関における医薬品の搬送でも活用されています。 この記事では、福島県会津若松市で薬局を運営する会喜地域薬局グループの ひのき薬局様でカチャカをどのように役立てていただいているか を、代表の馬場さんとひのき薬局の事務主任の鈴木さんに伺いました。
ひのき薬局様のご紹介
ひのき薬局は、福島県会津若松市の会喜地域薬局グループが運営する薬局です。2023年7月18日にリニューアルオープンしました。 地域の社会的な健康にアプローチするために、処方せんがなくても誰でも利用いただける図書館やミーティングルームを併設し、常勤の管理栄養士による栄養相談やレシピ提供、調理教室などの認定栄養ケア・ステーションとしての機能も持つ、新しいタイプの薬局です。
リニューアルオープンした店舗には、図書館も併設している
カチャカを導入したきっかけを教えてください
薬局は、薬剤や箱などモノの移動が多い業種です。 また、当薬局は2023年7月のリニューアルに伴い面積が広くなり、動線が長くなったことで 人やモノの移動の大変さが増したと感じていました。
カチャカについては、当初は単純に面白そうな製品だと思っておりましたが、上記の背景から、当薬局でもモノの運搬にカチャカを活用できるのではないかと感じ、導入を決めました。
カチャカの導入時期はいつ頃でしょうか?
2023年8月から導入しています。
カチャカのご活用方法を教えてください
勝手口に納品された 薬剤の運搬 をカチャカにお願いしています。
動画はこちら ↓
具体的には以下のような流れで、勝手口から調剤室へ運搬します。
- 薬局の勝手口(マップ上の名前は「玄関」)に搬入された薬剤を、スタッフが検品する
- 検品が完了した薬剤を、順次、勝手口に設置してあるカチャカシェルフ(カチャカの専用家具)に載せる
- カチャカシェルフがいっぱいになったタイミングで、スタッフがスマホアプリでカチャカを呼び出し、調剤室(マップ上の名前は「仕事部屋」)へ運搬させる
勝手口を「玄関」、調剤室を「仕事部屋」と登録している
検品対応を行うスタッフは約5名おりますが、全員がカチャカを使いこなしています。
声やタブレットでカチャカを操作
カチャカ導入後にどんな変化がありましたか
カチャカに運搬させる効果として 「スタッフが重要な業務に専念できるようになったこと」「身体的負担が軽減されたこと」 を感じています。
勝手口に薬剤が納品される頻度は1日5件程度です。 検品が終了したあとの運搬作業は全てカチャカに任せることで、スタッフは患者様の対応や薬の準備、データの入力・確認作業などに当てる時間を多く取れるようになりました。
患者様対応や薬の準備は薬局として最も重要な業務で、いち早く行う必要がありますし、データ入力・確認作業はミスの許されない業務です。 カチャカが運搬業務をやってくれることで、こうした業務に可能な限り専念できるのは非常に嬉しい効果です。
また、調剤室までの距離は10m程度で、人が持って行けない距離ではないのですが、 一度に納品される薬剤の重量は5kg程度あり、ちょっと大変だなと感じていました。 また、スタッフには女性も多いことから、カチャカが持っていってくれるだけで身体的な負担が軽減されたと喜んでいます。
人や障害物もきちんと回避しながら確実に仕事をこなしてくれるカチャカは、同じ仕事仲間だと思っています。 重いものも健気に運び、運んだ後にメッセージを届けてくれるカチャカの姿は、とても可愛く、スタッフに癒しも与えてくれています。
愛着のあるカチャカですし、デザイン的にもシンプルで当薬局にも自然と馴染んでいるので、 今後は患者様とのコミュニケーションにも利用できるのではないかと感じています。
まだアイデアを考えている途中ですが、たとえば、当薬局では管理栄養士が考案した今月のおすすめレシピを紹介しています。 そのレシピやおすすめの商品のポップなどをカチャカに載せて、待合室を巡回してもらえば、もっと患者様に情報を広めることができますし、患者様もカチャカを気に入ってくれるのではないかと思っています。
企業・団体等でのカチャカの導入に興味をお持ちの方は、以下のサイトよりお気軽にお問い合わせください。